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Windows Update 3月不具合

2021.04.09

業務で利用するPCのほとんどがWindowsOSである現在、実は業務に大きく影響する可能性のあるWindows Update。
通常はセキュリティの弱点や機能やアプリの不具合を解消するためのものであるため、PCにとって必要不可欠な存在です。

ただ、ごくまれに修正するためのものが、逆に不具合をもたらしてしまうことがあります。
今回、3月のUpdateでは以下のような不具合が発生しました。

  • 特定のメーカー製のコピー機に対して印刷を行うと、一部分が白抜けする
  • 印刷指示を行うと、再起動もしくはブルースクリーン(青色のエラー画面が表示される)が発生する
  • Microsoft Officeソフトでの不具合
  • 共有されているExcel文書を開くことができない
  • Outlookの添付文書の印刷プレビューが表示されない

なお、2021年のWindows Updateスケジュールは以下の通りになっています。

Windows Updateは日本日付では毎月第二水曜または第三水曜日に公開される予定となっています。
ほとんどのWindows10 PCに一斉に適応されるため、Updateの大きさによってはネットワークが遅く感じたりPCが重く感じたりすることがあるかもしれません。

もし業務に支障をきたすほど上記の症状を感じる場合、ネットワーク側やPC側、ツール等で対処できることもありますのでお気軽にご相談ください。

KB5000842

該当の更新プログラム

以下のWindows 更新プログラムがインストールされている環境で現象が発生する場合がございます。

Windows10バージョン2004、または20H2 – KB5000802
Windows10バージョン1903、または1909 – KB5000808
Windows8.1- KB5000848またはKB5000853

該当の更新プログラム

下記の累積更新及び、オプション更新がインストールされた環境で障害が発生します。

Windows 10 Version 20H2 :累積更新(KB5000802)/オプション更新 (KB5001567)
Windows 10 Version 2004 :累積更新(KB5000802)/オプション更新 (KB5001567)
Windows 10 Version 1909 :累積更新(KB5000808)/オプション更新 (KB5001566)
Windows 10 Version 1809 :累積更新(KB5000822)/オプション更新 (KB5001568)
Windows 10 Version 1803 :累積更新(KB5000809)/オプション更新 (KB5001565)

印刷不具合の問題を解決する更新プログラム

Windows10バージョン1909 – KB5001566(3月16日)、KB5001648(3月19日)
Windows10バージョン2004、または20H2 – KB5001567(3月16日)、KB5001649(3月19日)
Windows8.1- KB5001640(3月22日)

恒久対策

Microsoft社より公開された下記セキュリティ更新プログラムを適用することで、問題を解決することができます。

Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム(KB5001649)
Windows 10 Version 2004 の累積更新プログラム(KB5001649)
Windows 10 Version 1909 の累積更新プログラム(KB5001648)
Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム(KB5001638)
Windows 10 Version 1803 の累積更新プログラム(KB5001634)
Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム(KB5001633)
Windows 10 Version 1507 の累積更新プログラム(KB5001631)
Windows 8.1 の累積更新プログラム(KB5001640)
Windows Server 2019 の累積更新プログラム(KB5001638)
Windows Server 2016 の累積更新プログラム(KB5001633)
Windows Server 2012 R2 の累積更新プログラム(KB5001640)
Windows Server 2012 の累積更新プログラム(KB5001641)