今回は、アクロニス社が提供する、クライアントバックアップソリューションの
「Acronis Cyber Protect」をご紹介します。
~ランサムウェア被害の現状~
皆さんは、使用しているデータのバックアップ、セキュリティ対策はお済みでしょうか。
ここ数年ランサムウェアの被害が増えており、年間約2万件程度起きているのが現状です。
ある調査ではランサムウェア被害にあった企業で、バックアップしていたのは92%でしたが、実際にデータを復元できた企業は19%しかありませんでした。
その理由の多くは、バックアップデータが暗号化されたことでした。
このような被害を減少させるには、バックアップだけでなくセキュリティ対策も共に行わなければなりません。
~Acronis Cyber Protectとは~
上記のような被害対策にマッチした製品が、アクロニス社の「Acronis Cyber Protect」です。
これは、バックアップとセキュリティ対策が統合された製品で、唯一のサイバープロテクションソリューションです。
~機能~
Acronis Cyber Protectは、米国国立標準技術研究所(NIST)が発表した、サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)の5つのコア機能を網羅しています。本来であれば網羅するには複数の企業のソフトを掛け合わせなければなりませんでした。
Acronis Cyber Protectは単一エージェントですべての環境に提供しており、競合もないためエラーが起きることはなくとても便利です。
今回は、その5つのコア機能とアクロニスの主要機能に沿って紹介します。
1.識別:脆弱性診断
脆弱性のあるものを可視化し、脅威を減らして攻撃を防ぎます。
2.防御:パッチ管理
パッチ優先度の可視化やupdateトラフィックの制御などを行います。
3.検知:AV・NGAV
様々な検知機能により、既知・未知のマルウェアを保護します。
4.対策:EDR
実行された脅威ログをリアルタイムで収集・分析をして、なぜその攻撃が怪しいのかを詳しく書き出してくれます。
5.復旧:データ、ディザスタリカバリ
存在している脅威を取り除き、データをフェールオーバまたは復元します。
~まとめ~
今回は、「Acronis Cyber Protect」について紹介しました。
唯一のバックアップとセキュリティ対策が統合された製品で、機能が多くとても便利です。
また、統合型なため相乗効果でエラーが起きることは少なく、コストも定額に抑えられます。
ソフトウェア不具合の復旧では、ワンクリックで実行出来たりと複雑な操作もなく簡単で管理者が覚えることも少ないため、中小企業にお勧めの製品です。是非検討してみてください。
Acronis Cyber Protectコーポレートサイト
(https://www.acronis.com/ja-jp/products/cyber-protect/)
東京都産業労働局 サイバーセキュリティフレームワーク①
(https://security-keizoku.metro.tokyo.lg.jp/r4/seminar03/page12.html)