昨今、インターネットやITの普及に伴い、1度は耳にしたことがある「クラウド」という言葉。
そもそも「クラウド」って何なのか、について書いてみます。
クラウド=クラウドコンピューティングという言葉を辞書で調べると
「インターネットを経由して、ソフトウエア、ハードウエア、データベース、サーバーなどの
各種リソースを利用するサービスの総称」
と書いてあります。
今までは利用しているPCやスマートフォンなどへ写真、画像データ、Excel文書等を保存しているため、
そのPC等でしかデータを見たり触ったりすることが出来ない、というのが一般的でした。
クラウドを利用すると、インターネットを通じてデータを別の場所に保管することで、
インターネットが繋がっているところであれば、どこからでもデータを閲覧することが出来るようになりました。
クラウド、というと目に見えないどこかへデータを保管しているようなイメージになりそうですが、
実はデータセンター、というデータを保管する場所が存在しています。
データセンターには大量のサーバーが配置され、日本中いえ世界中のデータをその場所に保管しています。
サーバーがネットワークに繋がっているため、どこからでもデータを保管、取り出し、閲覧が出来る環境になっています。
直接目に見えないけれど、データを保管する場所は物理的に存在しているんですね。
じゃあ、機械が壊れたり、地震が起きたりしてデータが消える可能性があるのでは?と気になってしまうかもしれません。
その心配を99.99%なくすために、データセンターでは様々な対策を取っています。
例えばマイクロソフトは、日本に東日本、西日本それぞれ2つのデータセンターを保有しています。
更に世界中にも数多くのデータセンターがあり、複数拠点へデータのバックアップを取ることができます。
万が一1つのデータセンターが災害や機器の障害等で利用できなくなったとしても、他拠点のバックアップで対応が出来るため
データが消えたり、サービスが止まったりすることがないようにしています。
更にセキュリティの一環として、データセンターの正式な住所を公開しないようにしています。
セキュリティの観点からも場所を特定され、データの損害を受けることがないように対策をとっているということです。
もちろんネットワーク上のセキュリティも米国政府機関のセキュリティレベルを満たすほど、高いセキュリティでデータを保護しているそうです。
余談ですが、水中にデータセンターを置く実験もされているようですね。
防水さえできれば、自然災害とかに左右されず安全な場所・・・なのかも。
https://news.microsoft.com/ja-jp/features/200915-project-natick-underwater-datacenter/
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